多汗症の中でも、手のひら多汗症は、手指末端から非常に多量の汗をかいてしまうのが特徴です。
手のひら多汗症の原因は、はっきりとは解明されていませんが、ストレスが大きな要因だといわれています。
現在、手のひら多汗症の治療には、交感神経ブロック治療法やボトックス注射を用いられています。
交感神経ブロック治療は、ストレスにより手のひらの交感神経が緊張して発汗してしまうという原因を、手の交感神経を切除してしまうことで、完全に汗が出なくしてしまうことが可能です。
ボトックス注射はボツリヌス菌より精製したボトックスを注射することで、筋肉を収縮させ汗腺を細くし、発汗を抑制してゆくものです。
このボトックスには交感神経の働きを抑制する効果もあるので、多汗症の発汗自体を抑えるのにも適しています。
ただし、どちらの治療法にもデメリットがあり、交感神経ブロック治療法は代償性発汗がおこりますから、よく代償性発汗について理解した上で、受けることが必要です。
ボトックス注射については、発汗抑制の効果は一時的なものなので、効果を継続させ、維持するには定期的にボトックス注射を受け続ける必要があります。
どのタイプの治療が自分にとってあっているかを、担当の医師とよく相談をして決めることが大切です。

